【お知らせ】
|
ほとんどの掲載写真は、
クリックで大きな画像をご覧いただけます。
写真の表示が遅い場合は
ブラウザの更新ボタンで、再読み込みしてみて下さい。
在庫切れ表示の商品等で
お待ち頂いている場合など、御座いましたら一度お問い合わせよりご連絡下さい。
|
注文は年中無休で承ります。
■は定休日を頂いておりますが、ご注文は原則として24時間、365日お受けいたしております。
ただしお問い合わせ・ご注文等へのご返答、発送は翌営業日以降となりますので、予めご了承ください。
|
本店:知床カルペ。
鹿角・熊爪そのまま販売!
エゾ鹿角の専門店です。
東京農業大学のエゾシカ学に協力・連携しております。
|
【お願い】
|
写真が表示されない、
←マークが出ている、場合は、
ブラウザの更新ボタンで、再読み込みしてみて下さい。
|
|
【エゾ鹿?】
-
蝦夷地(現在の北海道)に生息する鹿を『蝦夷鹿』(エゾシカ)と呼びます。
二つに分かれた蹄(ひづめ)を持つ偶蹄類(ぐうているい)に属します。
シカ科の(ニホンジカ)の中でも北海道固有の亜種です。
-
えぞ鹿は、学名を「cervus.nippon.yesoenisu 」
英語では、ディアー (Deer)
成長したオス鹿の事を(Stag)
角の事を (Antler)や(Horn)
-
えぞ鹿は日本に生息する、ニホンジカの仲間ですが、本州などに居るものよりも、
ひと回り大きな体を持つのが北海道のえぞ鹿です。
寿命はオスで12〜16年、メスはそれよりも長寿で20〜25年まで生きるものもいます。
体長はオスの大きいもので2m近くにもなり、体重も130kg程に。
メスはそれよりも小柄で90〜150cm前後の体長です。
基本的には群れを作り暮らしています。
7・8頭〜10頭以上、さらに大きな群れもあります。
-
草食である鹿は、草や木々の葉・木の実などを食べて生きています。
一面を雪に覆われる北海道の冬の時期には、積雪の少ない海岸部や針葉樹林の
雪に埋まった笹などを掘り起こして食べたり、樹皮等も食べて凌いでいるようです。
昼夜を問わず、食べては休むをくり返しています。
-
鹿は牛と同じく4つに分かれた胃を持つ反芻(はんすう)動物です。
一旦食べた物を第一胃・第二胃から口に戻し反芻「噛み戻し」を行っています。
反芻動物の胃の中には、大事な役割を持つ微生物が繁殖しています。
植物から得られる食物繊維(セルロース)の吸収を助けたり、動物自体では作り出せない
必須アミノ酸や、ビタミン類などの合成をしたり、
微生物自体も動物性タンパク質として役立っています。
-
鹿の前歯は下アゴにしか無く、犬歯も切歯状に変化しています。
噛み合わせる上の前歯が無い為、引きちぎって草本を口にし、奥歯(臼歯)で
すりつぶす様にして食べます。
草食動物に見られる、左右にアゴを動かす食べ方はこの為です。
鹿の年齢は、歯に出来る樹木の年輪の様な層を数える事で確認できます。
-
全身を毛で覆われている鹿は、夏場には茶色い毛ですが、冬が近づくと灰色の冬毛へと
毛代わりします。
繁殖期である10月〜11月のオスには、立派に成長した角と、
「たてがみ」のように首周りの毛が伸び、貫禄を感じる風貌へと変わります。
若い子鹿には白い斑点模様があり(鹿の子模様)などと呼びます。
-
夜行性ではありませんが、日中は人目につき易い場所にはあまり姿を現すことはありません。
早朝や薄暗くなって来た頃、田畑などに出没します。
テリトリー(行動範囲)はあるようですが、巣のような決まった「ねぐら」は持たず常に移動しながらの生活です。
|
|
(一時は絶滅の危機にも)
-
今でこそ、個体数が増えすぎた事により、駆除の対象とされているえぞ鹿ですが、
明治時代には、乱獲などで一時は絶滅の危機に瀕した事があります。
その時代には全道で狩猟等の捕獲が禁止されました。
その後何度かの狩猟等の解禁・禁止をくり返し個体数の調整を計ったようですが、
昭和に入り徐々にその数が増え始め1990年頃からは爆発的な増加が始まります。
その原因には本来北海道に生息していた
「エゾオオカミ」の絶滅や気候の変化・
人間による環境破壊など様々な要因があるようです。
-
現在の北海道において、えぞ鹿は急激に増えたその数により農林業への被害や
鹿と車による交通事故・鉄道事故・さらには国立公園等の禁猟区での鹿の急増による
下草・若い木々への食害・森林の生態系にまで深刻な影響がおよんでいます。
その為、狩猟など駆除や、養鹿などが進められています。
駆除などと聞くと少しかわいそうと思われる面もありますが、増えすぎた鹿による
多方面での被害等を考えると、やむを得ないのが現状です。
ですが、その鹿も近年では養鹿などで食肉としての有効利用が進み、
無益な殺生は減ってきているようです。
|