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【ヒグマ?】
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ヒグマは北アメリカやロシアなどに広く分布している大型の熊で、
北海道のエゾヒグマはその内の1亜種です。
日本に生息する陸上動物としては最大の動物です。
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学名を
ヒグマ 「Ursus.arctos 」
エゾヒグマ 「Ursus.arctos.yesoensis」
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ヒグマの種類の中では世界的に見ると小さめといわれるエゾヒグマですが、
成獣になると体長はオスで2m近くにもなり、体重も150〜300kg程になります。
メスはそれよりもひと回り小柄です。
稀に巨大な個体も捕獲されています。
(2007/11/日高地方で、体重520kg 推定年齢17歳のオス捕獲)
(2008/10/知床地方で、体重400kg 推定年齢15歳のオス捕獲)
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明確なテリトリー(縄張り)を持ち同種のヒグマが近づくのも嫌う単独行動ですが、
繁殖時期やメスの場合は子育て時期のみ数頭で行動します。
全身を硬い毛で覆われ、毛色は、黒・茶・金色の物など様々。
3〜4歳で成獣となり、寿命は20〜25歳 程といわれています。
確認されている最も老齢は1980年天塩で捕獲された34歳のメスのヒグマです。
ちなみに、熊の年齢は犬歯に出来る、樹木の年輪のようなものを数える事で判定できます。
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熊と言えばその巨体や凶暴そうな外観からも肉食といったイメージが強いかも知れませんが、
実際はそうでも無く、植物(草本類・木の実・キノコ)や昆虫(アリ・ハチ)等を、
主な食料としています。
他にも季節によっては川に遡上したサケ・マスや、死んでいる動物も食べるようです。
自分から積極的に動物を襲って食べるというのは、ほとんど無いようです。
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春に繁殖期を向かえ次の年の1〜3月頃に冬眠中の穴の中で1〜2頭(稀に3頭)の子を産みます。
産まれた子グマは約1年半の間を母グマと供に過ごします。
産まれてすぐの子グマの体重はわずか500g程しか無く、
目が開くようになるのも1ヶ月を過ぎた頃からです。
穴の中で幼児期を過ごし春の雪解けと供に親子揃って穴から出て、外界での生活が始まります。
その年に生まれた子グマは、次の冬篭りの時にも母グマと同じ穴で冬眠に入ります。
(親離れ出来ない子グマが、2年目の冬眠時にも母グマと同じ穴に入る事もあるようです。)
冬眠といっても完全に息を止めて眠るといった訳ではなく、出来るだけ体力を使わない状態で
浅い眠りに入るような物です。
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冬眠用の穴は、木の根元などを利用した物・岩穴・岩の隙間・直接地面を掘った物など、
いろいろですが、木の根元を利用している穴が多いようです。
穴内部の広さは約1m四方で冬眠前に集めたササの葉などが敷き詰められています。
毎年11月〜12月に穴に入り次の春を待ちます。
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毎年、市街地近くでの出没や畑などでの被害が報告されています、
まれに人が襲われる事もありますが、そのほとんどが、熊の生活圏に不用意に近づき過ぎた
人間に対する熊の自衛本能や子グマを守る為の攻撃です。
熊よけの鈴などでも知られるように、臆病で警戒心の強い動物で不明な音や物などの
キケンと感じる物には自ら近づこうとしない程です。
そんな熊達を凶暴な野獣へと変えてしまうのは、やはり人間の軽率な行動です。
北海道開拓時代には(苫前三毛別羆事件)のような悲惨な被害も発生しています。
沢山の被害者を出した本当に残念な事件ですが、この事件も、起こるべきして起きた悲劇
なのかも知れません。
開拓前の北海道ではその90%近くをテリトリーとして生活していた熊達の生活圏に
人間が入り込み、熊達はその脅威に抵抗した結果なのではないでしょうか。
もし私達の家に、見たことも無い生き物が侵入してきたらどんな行動をとるのでしょうか、
その時の行動を考えてみると、熊達の行動も分かるような気がします。
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北海道の先住民族であるアイヌ民族では、ヒグマを『カムイ』(神)として崇め、
敬っていたようで、熊にまつわる儀式や儀礼が多くあります。
親を亡くした子グマなどは集落に連れ帰り神の使いとして丁重に一年間育てるそうです。
熊(カムイ)が来てくれたその集落では繁栄をもたらし災難を寄せ付けないと信じられていました。
熊の牙・爪・骨などは位の高い族長等が身に着け魔よけとして扱われていたそうです。
北アメリカやロシア地方などでも古くから似たような熊への信仰や儀式が数多くみられます。
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